この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
魔法使いで紳士なヴァンパイア
第37章 純粋な勘違い
『え〜…マジか…』
『駅地下のカフェで待ってるんで
来てください!絶対に!』
彼女は俺に念押しすると店を出ていった。
…ミオの事?
何やろう?未成年淫行を脅されるか…?
でも…一応22時には帰らせてるし…。
もしやエロ写メ撮ったのを咎められるのか?
職場に突撃してくるなんてよっぽどな事か?
色々想像して言い訳を考えながら
仕事を終えると待ち合わせ場所に向かう。
実はミオは美人局やったりして…。
俺は怖い輩が出て来るのを想像して
急所となり得そうなアイブロウのピアスを
ニット帽を深く被ることで隠した。
どうか子供はお眠で帰宅していますように…
そんな願いをかけながらカフェの
大きな窓ガラスを流し見る。