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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第37章 純粋な勘違い


『え〜…マジか…』

『駅地下のカフェで待ってるんで
来てください!絶対に!』

彼女は俺に念押しすると店を出ていった。

…ミオの事?
何やろう?未成年淫行を脅されるか…?

でも…一応22時には帰らせてるし…。
もしやエロ写メ撮ったのを咎められるのか?

職場に突撃してくるなんてよっぽどな事か?

色々想像して言い訳を考えながら
仕事を終えると待ち合わせ場所に向かう。

実はミオは美人局やったりして…。

俺は怖い輩が出て来るのを想像して
急所となり得そうなアイブロウのピアスを
ニット帽を深く被ることで隠した。

どうか子供はお眠で帰宅していますように…

そんな願いをかけながらカフェの
大きな窓ガラスを流し見る。
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