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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第5章 まだまだ若い
コーラを飲みながら
たらたらと歩くと彼女の家がある
マンションが見えた。
あぁ眠い…早く帰ろ…
そんなことを考えながら
彼女の部屋へあがる。
相変わらず汚い部屋。
汚れている訳では無いけど
ごちゃごちゃと物が多い。
ベッドにもたれかかるように座る。
『はいこれ!』
彼女から手渡されたのは
大きな包みが入った袋
『ありがとう開けてもいい?』
彼女が頷いたのを見て早速
ワシャワシャと包みを剥ぎ取る。
『おお!これ高かったんちゃうん?』
中身は俺の好きなアーティストがしている
プライベートブランドのパーカーだった。
『バイト代で足りたけど学校サボって
買いに行った』
そう言って笑っていた。