この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
魔法使いで紳士なヴァンパイア
第7章 懺悔
公園に着くとレイナは既に待っていた。
『ツカサー!』
俺を見つけ飛び付いてくる彼女。
まるで何年ぶりかの再会みたいに
嬉しそうに胸に頬擦りをする。
『レイナ…座ろう』
そう言ってベンチに移動した。
『…なに?どしたの?』
不安気な目をして俺を見ている。
そんな目をしないでよ…。
それでも要件を伝える。
『…別れたい』
『何で?』
『分かるやろ』
『…分かんない』
都合のいい脳みそやな…
『俺はやっぱり彼女が好きやねん』
『だから2番目でも…!』
『無理や。彼女に2番目も3番目も
俺は要らへんねん』
『嫌だよ!ツカサと離れたくなんてない!』
『俺やって彼女と離れたくない』