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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第7章 懺悔
『……っ!』
『泣くなよ』
『…泣かない…もん』
レイナは必死に涙を堪える。
俺は嫌悪感を露わにして彼女を見た。
俺の表情を見て彼女の瞳は揺れる。
『はぁ…もう連絡しないでくれ』
『…分かった…』
ホッとする。
それでもマイとまた前の様になれるかは
分からないけど。
『じゃあな』
そう言って立ち上がった。
掴まれる手
『…なんやねん』
もう泣き落としなんか聞くもんか
そう思いながら振り返る。
彼女は
妖しく笑っていた。
『……ツカサ』
『なん…やねん』
『別れてあげる。
その代わり私に次の彼氏が出来るまで
セフレでいて』
『…嫌やって』
『バラすよ?みんなに』