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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第7章 懺悔
『連絡取れない言うたのに
レイナがメールして来たから見られた』
あくまでお前のせい
『ふ〜ん?』
ニヤニヤと腹立たしい。
『振られたの?』
『距離置いてるだけや』
ペラペラと余計な事を話してしまう俺は
多分…レイナに…
逃げようとしている。
『じゃあ丁度いいじゃん
私の事キープにしといていいよ』
レイナは笑顔で俺の腕に絡み付いた。
違う…そうじゃない…
だけど振り切るのを諦めたのは
自分に言い訳して
現実から目を背ける選択をしたから。
『行こ?ツカサ』
こうして俺は何も解決出来ずに
レイナと関係を続ける事になった。