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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第7章 懺悔
マイと連絡が取れなくなって更に1週間。
このまま終わるんだろうか?
指輪を眺めながら届かない思いに浸る。
『ツカサ♡』
そう言ってレイナは俺の膝に対面で座る。
『…なん?』
冷たくあしらっても彼女は気にしない。
俺の首に絡み付き耳元で
『今日一緒に帰るよね?』
腰を擦り付けながら言った。
『……うん』
そう返事をすると笑顔で
俺の頬にキスをして友達の所に行く。
ブーッブーッ
ポケットで震えるケータイを
引き摺り出して開いた。
【今日、会える?】
マイから久しぶりに来た連絡。
レイナの所に走り
『今日無理になった!』
それだけ言った。
レイナは不満気な顔をするが
『約束やろ?』
俺はそう言って納得させた。