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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第7章 懺悔
学校が終わり急いでマイの元へ行く。
彼女はマンションの下に降りてきていた。
『……久しぶり。』
俺を見てそう言った彼女。
『…久しぶり。』
俺が返事をすると眉を下げ微笑んだ。
これから別れを告げられるのか
…期待をしてもいいのか分からなくて
俺は目線を落とした。
『ツカサ…取り敢えず話そうか』
そのまま彼女は歩き出した。
家に…入れてくれへんのや…
淡い期待は簡単に打ち砕かれた。
別れ話なら…聞きたくない。
それでもまだ彼女と居られる時間が
惜しくて着いて歩いた。
喫茶店に入り対面で座る。
ホットコーヒーが2つ運ばれてきた。