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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第7章 懺悔
『……………。』
何も喋らない彼女に
どう声をかければいいのかわからず
俺も黙り込んでしまう。
カチカチと針が進む音。
静かに流れるjazz piano。
『…ツカサ』
『…うん?』
やっと聞けた彼女の声も
今はただこれ以上言葉を繋いで欲しくない。
『…ツカサはまだ若いから
あたしじゃなくても同級生と
一緒の方が楽しいんじゃない?』
何でそんな試すような事を言うの?
『俺はマイと居たい』
『あたしキャバ嬢だよ?』
そんな事気にした事なんてないのに…。
『別にそんな事関係ない。』
『ツカサはあたしと何で一緒がいいの?』
何で分かり切ったことを聞くの?
『愛してるから』