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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第9章 悪い癖
わ〜面倒臭い…。
『どないなってんねん?』
『申し訳ございません』
『謝って済む問題かな〜?』
『……すみません。』
普通なら取替えを申し出るとか
返金とかあるんだろうけど…。
『おい、お前なんやその目付き』
気付かぬ間に冷めた目で見ていた様だ。
『…気を付けま…』
イキナリ顔面を殴られた。
目の前がチカチカする。
『それで許してやるわ』
笑いながら出ていく輩。
他の客が呆然と俺を見る。
『お騒がせしました!』
取り敢えず頭を下げて
スタッフルームに逃げた。
じわりと鼻血が垂れてきた。
顔の左側は熱を持つ。
『大丈夫か?警察呼ぶわ!』
『いいよ!大丈夫だから』