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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第9章 悪い癖
待ち合わせ場所で待っていると
スポーツカーが目の前に止まった。
運転手が助手席の奴と顔を近づける。
助手席から降りてきたのはケンタだった。
『………。』
『よぉ!ツカサ!偉いブスになったやん』
手を上げながら笑いかけたケンタ
『絡まれてん。それよりケンタ今の何?』
走り去るスポーツカーを指す。
『あぁただの足やで』
『…足?』
『そう送らせて、迎えに来させるだけ』
『…へー』
よく分からないけど頷いてみた。
俺達はふらふらと歩き始める。
『ツカサ学校はどうなん?』
『あー…うん。学校は楽しい
けどちょっと面倒臭い奴がおる。』
『ふぅん?どうせ女やろ?』
『なんでわかった?』