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壊れた便器【女子大生ヌードモデル悦虐陵辱】
第3章 3
 そういった具合に――多少なりとも性的な“好奇心”をもつ人々からしてみれば、「陳腐」としか思えないような――至極“月並み”なものに尽きている。

 けれども、由里絵は、洋平とのセックスに十分に満足していた。

 何故なら、由里絵がセックスに求めるのは――“快楽”や性的な“好奇心”の充足ではなく――「心」だったからだ。

          ☆☆☆☆☆

 普段から「紳士」の洋平だが、彼の「優しさ」は、ベッドの中でも遺憾なく発揮された。

 由里絵の「ハダカ」を見た時、洋平は必ず――「綺麗だね」とか「可愛いね」等々の――“褒め言葉”を捧げてくれた。

 そんな“褒め言葉”を聞いた時、由里絵はそれが“お上手”である可能性を考える。

 それでも――たとえ“お上手”であったとしても――由里絵はやっぱり嬉しかった。

 同様の「優しさ」は、由里絵の体への“愛撫”にも、また由里絵と交わる際の“腰遣い”にも、やはり満ち溢れている。

 ベッドの中で、由里絵の「肉体(カラダ)」の扱う時、洋平のその指遣いは――まるでガラス細工をそうするように――丁寧だった。

 「正常位」で交わっている時も――由里絵の“表情”を、丹念に観察しながら――由里絵に最大の“恍惚”をもたらすように、その腰を動かした。

 そして――ベッドの上で戯れた後には――必ず由里絵をシャワーに誘ってくれた。
 
 晃彦と違って、由里絵だけをベッドに残すような不粋な真似は、絶対にしなかった。
   
 もう一つ――由里絵にとっては極めて重要な――洋平と晃彦の違いは、「オマ×コ」「チ×ポ」といった下品な言葉を、洋平は由里絵の前では決して発さなかった。

 縦しんば――由里絵との会話において――由里絵の秘部を示す必要性が生じた時には、「アソコ」という暈した言葉を使ってくれた。
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