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壊れた便器【女子大生ヌードモデル悦虐陵辱】
第4章 4
 由里絵は頷くと、たった今授かった快感を――あたかも自分が『ルナ』になったつもりになって――伝えた。

「ルナちゃん、きっと嬉しかったと思います……?」

 だがその後、由里絵は“至極自然”に、洋平に聞いていた。

「一度だけだったんですか……?」

「え……?」

 不思議そうな顔で、洋平が聞き返す。

「『一度だけ』って……?」

「だから……学校から帰ると、ルナちゃんの頭、一度しか撫でてあげなかったんですか……?」

 それから束の間、洋平は――彼にしては珍しく――呆気に取られたような顔をした。

 でも、彼が驚くのも、無理もない話なのかもしれない――。

 と、言うのも、他でもない由里絵が、自分自身に驚いてしまったからだ。
 
 実のところ、今の質問は、さらなる愛撫の“間接的”な「催促(おねだり)」に他ならない。

 が、“処女”を失ってからまだ数ヶ月で、『性的経験』も乏しく、おまけに『恥ずかしがり屋』を自負する由里絵である。

 そんな自分が――いくら“間接的”とはいえ――まさか、「乳首への愛撫」を“おねだり”するとは、思ってもみなかった。

(私、すごくエッチな女の子みたい……?) 

 が、自らに驚く一方で、「エッチな女の子」になってしまった心当たりも、由里絵にはあった。

(洋平さんのせいなんだから……?)

 その心中で、由里絵は洋平に語りかける。

(洋平さんが、私をエッチな女の子にしちゃったんだから……?)

 勿論のこと、決して洋平を責めているつもりはない。
 
 寧ろ、由里絵は――たとえその方向が「エッチな女の子」に向いていたとしても――洋平と一緒に過ごす時間を通して、少しずつ変わっていく自分に、高揚感すら感じていた、


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