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壊れた便器【女子大生ヌードモデル悦虐陵辱】
第9章 9
 それから由里絵は、洋平の顔を見つめると――あたかも、母親に玩具をせがむ子供のように――「キス」を連呼した。

「だから、お願いっ、洋平さん……キスしてっ、キスしてっ、キス……してっ!?」

 一方の洋平は、必死に「キス」をせがむ由里絵を、しばらくは面白そうに眺めていた――。

 が、やがて――右の乳首への愛撫をいったん中断すると――呟いた。

「由里絵ちゃんは、“スケベ”だね……?」

「えっ……?」

 その一言を聞いてから束の間、由里絵の「思考回路」は停止状態に陥った。

(ス……ス、“スケベ”……?)

 たった今投げかけられた「スケベ」という一言が意味するところを、咄嗟には理解出来なかった。

 が――間もなく理解が追いついた時――肌が焼き付いてしまいそうな“羞恥”が、身体の奥底から込み上げてきた。


          ☆☆☆☆☆

 実のところ、今までの洋平は――「破廉恥」を意味する形容詞として――「エッチ」という言葉を使っていた。

 彼の口から「スケベ」という言葉を聞いたのは――出会ってから一月ほど経つが――今が初めてだった。

 尤も、「エッチ」も「スケベ」も、意味上の違いは大差ないのかもしれない。

 が――先ほどバスルームで、乳首の勃起した様を「ふっくら」から「ビンビン」に置き換えられた時と同じように――由里絵は相当に困惑した。

 勿論のこと、今の由里絵にはもう「エッチ」という言葉には“耐性”があるし、自らが「エッチ」であることも認めている。

 しかし――どういう訳か分からないが――「スケベ」という言葉は、「エッチ」よりもずっと卑しい言葉のように由里絵には思われた。

     

 
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