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壊れた便器【女子大生ヌードモデル悦虐陵辱】
第10章 10
――ヌッチュッ、ヌチョ、ヌチュッ……――

(ダメよ……?)

 たっぷりと唾液を纏った二つの舌が絡み合う、例の卑猥な音を聞きながら、由里絵は自らを戒める。

(自分からお尻を振るなんて、そんな恥ずかしいこと、しちゃダメだから……? キスだけで、我慢しなさい……?)

 だが――どれほど自分を律する努力に勤しんでみたところで――かつて由里絵を魅了した『甘い“蜜”』の味を、その“煩悩”から断ち切ることも出来なかった。

(こうやって……キスされながら、乳首を転がされたり、優しく揉まれると……すっごく感じちゃうんだよね……?)

 まるで、遠い日の思い出を懐かしむように、その心中で呟いた――が、「快感」への憧憬は、程なくして、ひとりの“女”としての欲望を唆すに至った。

(か、感じたい……キスだけじゃなくて、ち、乳首も、感じたい……)

 が、どうやら由里絵は――自分自身が思っている以上に――「快感」への誘いに弱かったらしい。

(い、一度だけ……お尻を振ってみようかな……?)

 “女”の欲望に唆された挙げ句、気が付くと、由里絵は心の中でそう呟いていた――。

          ☆☆☆☆☆

 今も洋平の「左手」の三本の指先は、由里絵の右の乳首の周囲に構えられ、「右手」も由里絵のパンティの尻に置かれている。

 一方、由里絵の下腹部は、洋平のサファイアブルーの“ハミチン”に密着している。

(一度……だけだから……?)

 やはりその心中で自らに念を押した次には、由里絵は――今は静止している洋平の「右手」と「左手」が、期待通りに動くことを祈りながら――“意図的”に、クネッと尻を右に振った。

――スルッ……――

 “ハミチン”を上手く摩擦することに成功した――それから一拍の間を挟んでからのことだった。

 

 
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