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逆転 (大人の教育をしてやるよ!)
第2章 くちヅケ
「恐がるな!今日はキスの勉強だ!」
「キッ…キスッ!?///」
キスの言葉に紅葉は紅くなる。
「その様子だと、キスも初めてか?」
「~~~ッ///!!」
『その通りです。…よくわからないけど、なんか悔しい!』
アメリカに住んでいたとはいえ、紅葉はずっと勉強していた。
大学にいたときは周りはみんな大人で…年下で子供の私を見下したり化け物の様な眼で見ていた…
だから親兄弟なら、頬やおでこにキスしたことはある。でも唇ではまだった。
紅葉のバイオレットの瞳は涙を滲ませて陽介を睨んだ
陽介はフッ…と頬笑み、紅葉の涙を親指で優しく拭いとる。
「それでイイんだよ。」
「…エ?」
「キスは大切な時のためにとっとけ!」
「!///」
陽介は紅葉の唇を指で優しくなぞる。
紅葉は陽介の鋭く光る黒い瞳を見て動けなくなり、唇をなぞる太い指を感じ取る。
大人しくなった紅葉の額に軽くキスをする。
チュッ…
「!」
「まず、額は『祝福』」
「…?」
次は紅葉の絹糸のような金色の髪を人束掬いキスをする。
「髪は『思慕』」
「……!」
今度は顔に近づいて頬を擦り寄せて耳にキス。
「耳は『誘惑』」
「~///!?」
陽介の吐息が耳にかかり、紅葉の身体は小さく震える。
「頬は『親愛』」
紅く染まった頬にキスをする。
「唇は…」
「!?///」
次は唇にされると思った紅葉は身体を凍りつかせる。
…チュッ
ーチョン…
陽介は自分の人差し指にキスすると、その指で紅葉の唇に軽く抑える。
「!?ッ…」
「唇は『愛情』」
てっきりキスされるかと思っていた紅葉は眼を大きく開けて陽介を見る。
陽介は紅葉の疑問に満ちた眼に気づいていたが、無視して今度は首筋にキスをする。
「首筋は『執着』」
「喉は『欲求』」
「…!?///」
「そして…!」
「…あっ!?///」
いつの間にか上着やブラウスのボタンが外されて、胸が露になっていた。
紅葉の白い胸に近づきキスをする。
「胸は『所有』」
「~~~っ!!/////」
紅葉の鎖骨に柔らかい髪が触れ、生温かい唇が甘辛く感じる。
紅葉は瞼ををギュッと瞑ると、陽介の手はスカートの中に忍び込み…