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第32章 不倫を終える時

携帯を見ると、


『香菜まだ居る？』


・・・・・・。


自分で見に来いって！！！！・・・・って～・・・・。


俺・・・相田さん尊敬してたのに。


『居ますよ、早く来たらどうっすか？』


・・・・・・。


『野島さん居る？』



はぁぁ・・・。



スッゲー・・・逃げ回ってる感じ。



情けないですけど・・・・。



『今はいませんけど・・・・』



と返信。



すると・・・。



「お疲れ様で―――す(笑)相田さん来たぁ？？？？」


・・・・・・・。


ッて、噂をすれば～？？？的な？？？？？


香菜は売り場に入ってきた野島さんを見ると真顔でまた仕事を始め・・・今までにないくらいキビキビ動き出し・・・・。


品物を陳列し直す。



野島さんは俺の前に来ると・・・・。



「今日相田さんと帰る約束してるんだけどまだ来ない？？？？」


・・・・・・・。



はぁぁ？？？？



あの人・・・もうキープしたの？？？？



もう香菜に振られることを計算してもう野島さんキープ？？？？



「えっ・・相田さんと野島さんってそんな関係だったんっすか？？？？」


アキが食いついて言うと・・・・。


野島さんはニコニコ笑って・・・。



「え～？？？(笑)(笑)声大きいってばぁ～・・・一応まだ相田さん既婚者なんだからッ！！！！」



・・・・・・(笑)