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悪賢さで生きていくんだ異世界を
第2章 シャルの幼少時代
兵舎に着いて、カウンターにて「適性検査を受けに来ました。」

当主様の手紙を渡す。

「シルフィード子爵様の使用人の子「シャル」だな。」

「はい。」

「歳は13歳でいいのか?」

「はい。間違いありません。」


「あぁ、子爵様のところは、先日の事件で人員不足になったんだよな。」

「それで13歳か。」

受付の2人が話しをしているのが聞こえた。


「それでは、適性検査を始めよう。」

「第1検査室で、水晶の玉があるから、それに触ってきて。」

「はい。」

検査室に入って、水晶玉に触れる。

玉の真ん中付近に、黄色い線と紫の線の2本が見えた。

受付に戻り「黄色い線と紫の線が見えました。」

「はい、じゃ、次は...ええっ!何!光が見えたのか?」

「はい。」

受付が騒がしいので、上官が姿を現した。

「水晶が光ったそうです。」

「ほう。では確認しようではないか。」

「もう一度、水晶に手を。」

水晶に手を触れると、さっきと同じように黄色い線と紫の線が2本立てに見える。

「うん。賢者様を呼んできてくれ。」

それまで待機かな。

「この水晶って光るんだな」

「そうだな、初めてみたぞ。」

「それだけ魔法適性者が少ないってことだよ。」

(俺って、魔法使えるの?)

暫くして、賢者様が現れた。

水晶に手を翳す。これで3度目だ。

結果は同じだが、賢者様は頭を抱えている。

「お前さんは、2種類の魔法が使えるんじゃがな。いかんせん、魔力が少ないんじゃ。」

「でも、光った限り、兵舎扱いにはできませんよ。」

「そうじゃのー!こんな光具合なら、光らんかったほうが良かったかもしれん。」

「では、魔法学校に連絡しておきます。」

「しかたないの。法律は法律じゃし、そうするしかないの。」

「あのー。」

「賢者様に話しかけるなど、身の程をわきまえ!」

「いやいや、いいよ。なんだい。」

「私は、魔法が使えるのでしょうか?」

「ああ、訓練すれば使えるようになるはずじゃ。」

「どんな魔法が使えるのでしょうか?」

「うーん。それはわからん。でも2種類は使えるはずじゃ。教会で調べてもらうといい。どの系統でもないから、攻撃魔法ではないと思うのじゃが。」

「ありがとうございます。」

「これにて終了じゃ!子爵には、わしから言っておく。」
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