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SWEET POISON「奴隷メイドオークション」番外編
第2章 裏の世界
あの店の客はみんなセックスに慣れていて、テクニックもある。既婚者が殆どのせいかもしれないが、その方が私も楽。今更あれこれ、私から手解きしたくない。
チュパっと音を立てて乳首から離れると、客が上体を起こした。
「ちょっとだけ、待っててね……」
「なあに?」
私は、目を瞑りそうになっていた。このまま、寝てしまいそう。今日は同伴もしたから、疲れてはいる。
乳首を少ししゃぶられて気持ち悦いまなら、ぐっすり眠れそうだ。
「梨香ちゃん。大人しくしててね。いい子だから……」
「え?」
客が自分の鞄から持って来たのは、手錠。すぐ両手首にはめられ、それをどこかに固定された。
「ヤ、何っ?」
「大丈夫だよ。一緒に、気持ち良くなろう?」
拘束が趣味? それとも、SMプレイかもしれない。
一気に目が覚めた。
「ヤあっ、外してぇっ!」
「大丈夫だから……」
どうされたのか見えなかったが、脚も、開かれたまま鎖で拘束される。
「ヤだぁっ!」
「後は……」
少し背中を上げられ、胸にチューブトップのような物を巻かれた。
頭を下げて見ると革製の黒い物だが、大きな穴が2つあり、乳房だけが出るような作り。少し締め付けられて裸より乳房が強調され、乳房が大き目にも見える。
それだけで客は息を乱し、興奮している様子。
こんなプレイ、同意する相手と勝手にやればいい。同じ趣向の女性もいるだろう。
他人がどんなセックスをしようと、否定する気は無い。好きなことを、好きな者同士でやればいいだけ。
私にそんな趣味はない。
これ以上何をされるのか、恐怖が過った。
「やめてっ! お願いっ!」
私にとっては、普通のセックスではない。
「嫌がる姿も、堪らないよ……」
また少しすると、秘陰を硬い物で撫でられた。
「な、に……?」
「ほら。コレだよ」
顔の前に出されたのは、太くて黒いバイブ。実際に見るのは初めてだが、それくらいは知っている。
「やめてぇっ、お願いっ」
「すぐ、悦くなるから……」
秘陰にぬるっとしたものを塗り込められ、すぐにバイブが入ってきた。
「あぁんっ!」
「ねっ。悦いだろう?」