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SWEET POISON「奴隷メイドオークション」番外編
第2章 裏の世界
乳首の愛撫だけで、いきなりの挿入。だが塗られたものが潤滑剤となり、抜き挿しする度にクチュクチュと音がする。
「はぁんっ、んんっ」
初めての快感。
本物より太く、硬くて長い物。だが温かみは無く、完全に無機質な物体。
客はいつの間にか服を脱いだようだが、私からは上半身しか見えない。
「こういうこと、まだ経験が無いんだね? じゃあ、こうしたら、すぐイっちゃうかな?」
バイブのスイッチを入れたらしい。中で、グニグニと動き始める。外側にあった突起はクリトリスに当たり、痺れるような刺激。
「あぁっ、はぁんっ」
「梨香ちゃん。可愛いよ……」
拘束されているせいで、逃げられない。そのうち段々と、中を掻きまわすバイブに翻弄されていく。
「はぁっ、あんっ、んんっ」
私がビクビクと動く度に、手と脚の方からジャラジャラという音が聞こえる。
客が選んだ部屋は、こういったプレイ専用かもしれない。普通ラブホのベッドに、拘束出来る場所など付いていないはず。
頭の隅で考えていたが、初めてのバイブは思っていたより凄い。
「あぁんっ、はんっ」
人間には出来ない動きで、バイブが中を刺激する。同じようにクリトリスも突起に責められ、自然と腰を振ってしまう。
「はぁんっ、んんっ」
「梨香ちゃん……。はあっ、はあっ……」
客の息遣いが、益々荒くなっていく。彼は今、私に触れてさえいないのに。
嫌だと思いながらも、どんどんと快感の波が押し寄せてくる。
「あんっ、はぁっ、んんっ!」
「イっても、いいんだよ? 可愛い所、見ててあげるから」
客の言葉が、遠くから聞こえてくるよう。
襲ってくる快感に、もう耐えられない。
「あっ、んんっ、ヤっ、あぁんっ! はぁっ……」
全身に力が入った後、ビクビクとしながらも弛緩していく。
「梨香ちゃんっ!」
パラパラと、何かかが顔にかかるのだけは感じていた。
ザーメンだ。
真っ白な頭の中で、それだけは解った。
いつの間にかバイブが抜かれ、胸に巻かれていた物も外される。拘束も解かれ、私はゆっくりと体を丸めた。
「んんっ……。ふぅっ……」
「梨香ちゃん? 悦かったよね?」
意識ははっきりしてきたが、どう答えればいいのか解らない。