この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
SWEET POISON「奴隷メイドオークション」番外編
第3章  変わりゆく景色


 約束した客が次々とやって来て、多くの席で指名。お祝いにと、高いボトルやシャンパンを注文してくれる客もいた。
 そして殆どの客がプレゼントをくれて、中を見て喜んでからフロントに預けに行く。
「梨香さん、凄いですねえ。プレゼント、山積みになってますよ?」
 フロントにいた黒服が、驚いている。
 今日の全ては、私がここまで頑張って来た証。
 連日、同伴とアフターの日も多かった。新人としては、そうやって客を掴むしかない。
「梨香さんを、お借りします」
 今日はもう、何度その言葉を聞いただろう。
 着いたのは1番奥の席で、4Pをした客達と麗華がいた。
「いらっしゃいませ」
 麗華と入れ替わり、頼んでおいてくれた高級シャンパンで乾杯。
 シャンパンは氷の入った入れ物にあったから、冷たいまま。
「梨香ちゃん。おめでとう。今日は忙しいから、あんまり着けなくても、気にしなくていいよ」
 太目の客が、笑顔で言う。
「ありがとうございます」
 いきなり、店内が薄暗くなる。
「時間か……」
 細身の客が呟く。
 ホールの前の方を見ると、運ばれてきたのはシャンパンタワー。ホストクラブについての番組で、見た事がある。
 黒服に呼ばれ、タワーの横に立った。
「梨香さん。お誕生日、おめでとうございます!」
 支配人と黒服が、手にしていたシャンパンを注ぐ。今呑んでいたのと同じ、高級シャンパン2本。
 スポットライトが当てられ、流れ落ちるシャンパンが綺麗だった。
 女の子や客の拍手も起こり、全てが注がれる。
「ありがとうございます!」
 挨拶をしてから、席に戻った。
 シャンパンタワーは一度さげ、グラスが他の席の客にも振舞われる。
「ありがとうございました」
 席の2人にも頭を下げた。シャンパンを注ぐ前に言われた名前は、この席の2人。
 あれがいくらするのか、想像もつかない。後でこっそり、支配人に聞いておこう。
「はい、プレゼント。気に入って、もらえるかな?」
 太めの客が、大きな紙袋を差し出す。紙袋で既に、高級ブランドのものだと解った。
「ありがとうございます。……わぁ、素敵」
 ラッピングを開けて中を見ると、紙袋と同じブランドのバッグ。
「俺からも……」


/115ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ