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SWEET POISON「奴隷メイドオークション」番外編
第6章  新たな試練


 普通のメイドなら、バイトでも雇えば済む。
 メイドの格好をした、性奴隷。
 だが寝るのは、さっきのご主人様とだけだと、愛は匂わせていた。たくさんの客と寝るより、まだマシだと思うしかない。
 全ては私が甘い蜜を吸おうとしたせいだ。
 甘い蜜は段々と毒に代わり、私はその毒で身動きが取れなくなった。
 悪いのは、全て自分。
 そう思い、翌日から屋敷での仕事を始めた。


 ご主人様は、3人兄弟の長男。大学を卒業して23歳になると、専用メイドを持てるのがこの屋敷の決まり。次男にも1年前に買った、亜里沙(ありさ)と奈々(なな)というメイドはいたが、ロリータ趣味で13歳と11歳。
 私達の食事も、ご主人様達と同じメニューだった。だが違うのは、排卵を止める薬が入っていること。
 1日3食。それを1週間摂り続けなければ、効果は表れないそうだ。
 それを聞いた時は、さすがに愕然とした。
 好きでもない男に、中出しされるのだろう。中出しの経験は1度も無く、それだけは嫌だと感じた。
 だからといって、私に拒否する権利は無い。
 メイドとしての主な仕事は、ご主人様達への食事の配膳。兄弟3人の他は、その両親。5人が豪華な大広間に集まっての食事で、食後のコーヒーを片付ければ終わり。後は、料理人達がやってくれる。
 清掃もあるが、ただの真似ごと。広い廊下を20分ほど雑巾で乾拭きするだけだが、膝を着いてやっていると、ご主人様や弟達が見学に来る。
 下着を穿いていないスカートの中は、後ろから丸見え。他のメイドは時々、ご主人様にバックから挿入されていた。
 最初は、その喘ぎを聞いているだけでつらかったが、1週間経てば自分もすると思うと、もう諦めの境地。
 買い取られた金額を、全て返済すれば自由になれる。実際につい最近返済を終えて、出て行ったメイドがいると愛から聞いていた。
 今の時給からすると、私が自由になれるのは15年以上先。そんなに長い間、ここでの生活をしなくてはならない。
 救いなのは、待遇だけはいいこと。食事代や部屋代はなし。日曜と祝日は休日。休日には、服装も自由でいい。


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