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SWEET POISON「奴隷メイドオークション」番外編
第6章  新たな試練


 そして3階にはメイド専用の“娯楽室”があり、コンビニ以上の物が全て無料。別に欲しい物があれば、用紙でリクエストすればいいそうだ。
 1度、“私の持ち物だったバッグ”と書いてみたが、それだけは許されなかった。
 奥にはドリンクバーとテーブル席があり、休日には、メイド仲間と自由にお茶もする。


 ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆


 1週間が経つのは、意外と早かった。だが用心の念のためにと、ご主人様の部屋に呼ばれたのは10日目。
「梨香。この日を待ってたよ。コンドームは嫌いだから、生でしたいしね。脱いで」
「はい……」
 解って部屋に来たから、もう諦めていた。
 私は、このご主人様とセックスをして暮らす。そのために高額で買われた、性奴隷だ。
 今まで食事中に呼ばれ、乳首をしゃぶられたりしている。私が喘いでいても、家族全員、何も気にせず食事を続けていた。
 そんな異様な屋敷の中では、どこへも逃げられない。後で愛が、無言で優しくしてくれるのが救いではあった。
 私は、素直に全裸になる。
「やっぱり、非処女の方が、素直だね。梨香、おいで」
 キングサイズのベッドに乗り、促されてご主人様の腰に跨った。
「いいサイズだね」
 そう言いながら、ご主人様が乳房を揉んでくる。
「んっ、はぁっ……」
 思わず溜息が漏れた。
 充分にセックスを知った体は、心とは裏腹に反応してしまう。だが、その方がいいのかもしれない。
 愛が言っていた、“ご主人様に気に入られれば、時給が上がる”。
 処女ではないが、ご主人様との初めてのセックス。気に入られるには、セックスでアピールするしかない。
「あんっ」
 乳首を弄られ、自然に声が出た。
 頑張ろうと、意識する必要は無いかもしれない。少し前の、客と平気で寝ていた頃の自分に戻ればいいだけ。
「はぁっ、んんっ」
 グリグリと乳首を弄られ、軽く背中を反る。それを利用して、ベッドに押し倒された。
「可愛いよ、梨香」
 そう言われ、乳首をしゃぶられる。
「あぁっ、はんっ」
 愛や、以前いたメイドとの経験のせいもあるのだろう。ご主人様の舌は、乳首に吸い付くよう。舌を動かされると、忘れていた快感が蘇ってきた。
「んんっ、あんっ」
 ピチャピチャという音も、私を煽ってくる。


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