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SWEET POISON「奴隷メイドオークション」番外編
第6章  新たな試練


 入口をこじ開けながらも、密に助けられ、男性器がゆっくり入ってくる。
 初めての、生での挿入。
「あぁんっ! はぅっ」
 奥まで挿いると、ご主人様に抱きしめられた。
「梨香。どう? 久し振りだって、聞いてるけど」
「んっ、イイっ……」
 支配人から渡った情報だろうか。
 あの店にいたが、1年近く客と寝ていない。1年空くなど、14歳で初体験をしてから初めてだと気付いた。
 私の体は、どこまで汚れるのだろう。
 彼氏がいない時は奢ってもらうと、礼代わりにセックスをしていた。泊めてもらえば、宿代代わりにも。
 結局私は中学時代から、体を“金”の代わりに使っていた。あの店のせいだけではない。
 今更気付いても、遅すぎる。
「はぁんっ」
 体勢を戻したご主人様が抜き挿しを始め、シーツを掴んだ。
「あぁっ、んんっ」
 激しい抜き挿しに、秘陰からはグチュグチュという音。
 自分から脚を広げ、奥までご主人様を味わっていた。突き刺さるような快感が、全身を支配していく。
「あぁんっ、はぅんっ」
 この時に溺れたい。何もかも忘れて。
 もう、私に帰る場所は無いのだから。
「あっ、ヤっ、ダ、メぇっ、んんっ、はぁっ、イくぅっ! あぁっ……」
 目の前が真っ白になりながらも、数回抜き挿ししたご主人様が、中でイったのだけは解った。


 ご主人様の部屋で、広い浴室を借りる。
 秘陰から、ザーメンが流れ出るのは初めて。
 シャワーを使い掻き出すように中を洗うが、いつまで洗っても、残っているような気がした。
 ご主人様は「悦かったよ」と褒めてくれたが、本当に支配されたよう。
 男友達や店の客とのセックスは、ある意味私が上位だった。それは私が、“させてあげている”と考えていたから。
 だが、これからは違うだろう。
 ご主人様のしたい時に、したい場所で犯される。
 私に拒否権は全く無い。
 愛も、幼い亜里沙や奈々も、廊下や食事中にセックスをしていた。私も全く嫌な顔をせずに、それらに応じなければならない。
 この屋敷にいる限り、それは続く。
 溢れそうになった涙を堪えた。ご主人様に、泣き顔は見られたくない。
 性奴隷としての、プライドを持とうと思った。


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