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SWEET POISON「奴隷メイドオークション」番外編
第8章 真実の想い
「んんっ……。はぁっ……」
息を継ぎながら続けていると、彼が脚を伸ばす。
片手を後ろに着いて体を支え、一方で私の頭を撫でていた。
屋敷のご主人様は、私の体だけを愛してくれてはいたが、今は、心ごと全て愛されている。
素直に、そう感じられた。
「梨、香、はあっ……」
和哉が、感じてくれるのが嬉しい。
そんな感情は、初めてかもしれなかった。
屋敷では、時給を上げるために、ご主人様を喜ばせる。それとは、全く違う。
見返りなど、求めない。
和哉がそうするとは思っていないが、彼になら、性奴隷にされても構わなかった。
私が、本当に愛した人だから。
「あっ、梨香っ、もうっ……。くぅっ……。はあっ……」
放出されたものを奥で受け止め、顔を上げてから飲み込む。
「大丈、夫……?」
そう訊いた和哉は、息を乱しながらサイドテーブルにあったペットボトルを渡してきた。
水を口に含み、後ろを向いて口内を綺麗にしてから飲み込む。
キャップをしたボトルをテーブルに戻し、彼に抱き着いた。
元々、フェラは好きな方ではなかったのに、和哉になら、何度でもしてあげたいと思う。
「梨香……」
そのまま押し倒され、深いキス。
体に触れる彼の性器が、高まってくるのが解った。
乳首を愛撫されてから、膝を立てた脚を開かれる。
挿入前に緊張するなど、初体験の時以来。
だが相手は私が遊び人だと思い、程々の愛撫だけで、いきなり挿入された。
それも、苦い思い出。
14歳から屋敷を出るまでの、自分を捨てる。そう決心して、数日を過ごした。
だから。
今日が、生まれ変わった私の初体験。
キスも愛撫も、フェラも。そして、これからすることも。
「梨香? 挿れるよ……?」
「うん……」
出来るだけゆっくり呼吸をしようとしても、緊張から、上手く出来ない。
静かに目を瞑り、和哉を待った。
男性器が秘陰に当てられ、徐々に挿いってくる。
「はぁっ」
半分ほど挿いると、奥まで一気に貫かれた。
「あぁんっ」
そのまま強く抱きしめられ、私も背中に腕を回す。
「はぁっ、はぁっ……」
愛しい人が今、自分の中にいる。それだけで、涙が零れた。
「梨香? どうしたの? 嫌?」
耳元で訊かれ、首を振る。