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会えたから
第32章 そして、運命の人が
そんなある夏の日リョウと花火大会に行った

・・・高校生以来・・・//////

オトナなかんじの浴衣に足元は足袋を履いて、鼻緒ずれ対策もバッチリ!待ち合わせに到着するとリョウは先に来ていた

「今日は絆創膏持ってきた?」笑っている

「懐かしいね。足袋履いてきたから大丈夫!」

「俺、あれ以来初めて来た」

「そうなの?」

「地元に居なかったしな。ミオのこと思い出すし」

「ふーん」

そんな話をしながら歩いて行き、適当に場所を見つけて座る

「浴衣、似合ってる」

「これは自分で縫った」

「ミオが?やるな!!」

「反物からのほうが自分の体に合わせられるから着やすいんだ」

「自分で着れる?」

「うん。」

「じゃ、あ~~~れ~~~~オダイカンサーマ~~~ってのができるな」

「バカじゃない?いっぱい紐とかあるから無理だよ」

「男の夢壊すなよ。でも自分で着れるんなら脱がしても大丈夫だね?!」

「は?は?脱ぎませんけど?」

「ミオさ、肉食の割にはニブイよな?」

「肉食は認めるけど、鈍い??」

「はぁーーー。。。分かんないかなーーーーー」

「何が?」

「俺、ずっと我慢してるんだけど?」

「何を?」

「はぁーーーー。。。だ、か、ら、こんな色っぽい浴衣着てきて、自分で着れるなんて言われたらさーーー襲いたくなっちゃうでしょ?」

「えーーーー!!!そっち!!!!!」

「そっち!!」

「今までそんなそぶり無かったじゃない」

「変に手を出してミオの今までの男みたいに最低ヤロウになりたくなかったからな。我慢してた」

「うーーーん。。。そう言われても。」
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