この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
セックスと愛とフレグランス
第5章 人魚
ただ、「自分」のことを「ワイ」と呼んだり、身に着けているダーク系のスーツの色、そして指輪などのアクセサリーから想像するに、マトモな職業に就いている人物には到底見えない。
もしかしたらその筋の人かも、という考えが脳裏をよぎった。
できれば関わりたくない人種である。
無言を通していると髭の男が「見てよ見てよ」と画面を指差した。
「彼女さ、泉ちゃんっていうんだけどめちゃくちゃ可愛いでしょ」
「泉ちゃん」というコンパニオンが映っている画面に顔を向けた。
もしかしたらその筋の人かも、という考えが脳裏をよぎった。
できれば関わりたくない人種である。
無言を通していると髭の男が「見てよ見てよ」と画面を指差した。
「彼女さ、泉ちゃんっていうんだけどめちゃくちゃ可愛いでしょ」
「泉ちゃん」というコンパニオンが映っている画面に顔を向けた。