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セックスと愛とフレグランス
第7章 兄の彼女
他店はどうか知らないが、少なくともこの「ヘブン」は夢の世界観作りを徹底しているのだろう。
「ねえ智広くん」愛先輩が扉を見ながら智広を呼んだ。
「さっきはどうして指名を変更しようとしたの? あたしが相手じゃ不満だったのかな? ――この店にはあたしよりも可愛い子がいっぱいいるし若い子も多いからね。変更したいと思うのもある意味しょうがないかもしれないけど」
寂しそうな笑いを漏らす愛先輩の言葉を、智広は「そんなことないです」と慌てて否定した。
「ねえ智広くん」愛先輩が扉を見ながら智広を呼んだ。
「さっきはどうして指名を変更しようとしたの? あたしが相手じゃ不満だったのかな? ――この店にはあたしよりも可愛い子がいっぱいいるし若い子も多いからね。変更したいと思うのもある意味しょうがないかもしれないけど」
寂しそうな笑いを漏らす愛先輩の言葉を、智広は「そんなことないです」と慌てて否定した。