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セックスと愛とフレグランス
第8章 とまどい
恋人同士のいちゃつく姿を正面で見ながら、愛しい愛先輩の作ったソバを啜るのだ。
味なんて絶対にわかるはずがない。
この海苔でよかったかな、とレジ袋から商品を取り出しながら訊く孝介に、「これこれぇ」と、はしゃいでいる愛先輩が滑稽に見えた。
数か月前まで陸上部でともに闘った戦士には見えず、陸上部に在籍していた愛先輩とは別人だった。
突然孝介が「おめでとう」といってレジ袋から小箱を取り出した。
見ると、その小箱にはリボンが掛けられている。
なんで? と首を傾げる愛先輩に兄は「誕生日プレゼントだよ」といって照れ笑いを浮かべた。
味なんて絶対にわかるはずがない。
この海苔でよかったかな、とレジ袋から商品を取り出しながら訊く孝介に、「これこれぇ」と、はしゃいでいる愛先輩が滑稽に見えた。
数か月前まで陸上部でともに闘った戦士には見えず、陸上部に在籍していた愛先輩とは別人だった。
突然孝介が「おめでとう」といってレジ袋から小箱を取り出した。
見ると、その小箱にはリボンが掛けられている。
なんで? と首を傾げる愛先輩に兄は「誕生日プレゼントだよ」といって照れ笑いを浮かべた。