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セックスと愛とフレグランス
第9章 泡姫
「どんな女性って……いきなりそんなことを聞いてどうするんですか?」
「ちょっと興味があったの。智広くんみたいなカッコいい男性を落とす人ってどんな女性なのかなってね」
普通ですよ、と素っ気なく答えた。「ただ、数か月前にフラれた女性はちょっと気の強い子でした」
「気が強いってどんなふうに?」
頬に熱を感じた。
愛先輩が顔を寄せたのだ。
智広の恋愛遍歴に興味があるのだろう。
「どんなことでもリードしたがるんです。食事するのも彼女が食べたいものが優先だし、デートだって結局彼女の意見が通って、自分の意見はいつも却下されるんです。おまけに……」
「ちょっと興味があったの。智広くんみたいなカッコいい男性を落とす人ってどんな女性なのかなってね」
普通ですよ、と素っ気なく答えた。「ただ、数か月前にフラれた女性はちょっと気の強い子でした」
「気が強いってどんなふうに?」
頬に熱を感じた。
愛先輩が顔を寄せたのだ。
智広の恋愛遍歴に興味があるのだろう。
「どんなことでもリードしたがるんです。食事するのも彼女が食べたいものが優先だし、デートだって結局彼女の意見が通って、自分の意見はいつも却下されるんです。おまけに……」