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セックスと愛とフレグランス
第9章 泡姫
「あのぅ、先輩。自分、そういった経験があまりないもので……」枕から頭を上げ、智広の胸のあたりにキスを浴びせている都築愛子に告げた。
「あまりない」とは説明したが、智広にはSMの経験は全くない。
「全くの未経験」と告げてしまうと「じゃあ一から教えてあげる」なんてことになり、濃密なSMを体験させられるかもしれないと恐れたのだ。
「智広くんはそのまま寝てるだけでいいから」
「でも……自分は鞭とかローソクは未体験なので、ちょっと怖いっていうか」
「怖いことなんてないよ。鞭もローソクも使わないから」
「あまりない」とは説明したが、智広にはSMの経験は全くない。
「全くの未経験」と告げてしまうと「じゃあ一から教えてあげる」なんてことになり、濃密なSMを体験させられるかもしれないと恐れたのだ。
「智広くんはそのまま寝てるだけでいいから」
「でも……自分は鞭とかローソクは未体験なので、ちょっと怖いっていうか」
「怖いことなんてないよ。鞭もローソクも使わないから」