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セックスと愛とフレグランス
第9章 泡姫
女神のような微笑みを浮かべる都築愛子に「なら良かった」と安堵のため息を吐いた瞬間、太ももに激痛が走った。

痛いっ、と悲鳴を上げた智広は下半身に顔を埋める都築愛子に視線を向けた。

その瞬間、目を剥いた。

なぜなら、彼女は智広の太ももに歯を立てていたからである。

「先輩。ちょっと止めてくださいっ。すごく痛いですよ」

なるべく平静を装いながら拒否したのだが、彼女は噛むことを止めなかった。

それどころか、益々噛む行為がエスカレートしていく。

太ももから始まり、ふくらはぎと続き、上半身は腹から二の腕へと進んだが、最も痛みが強烈だったのは乳首だった。

半泣き状態で止めてほしいと訴えたのだが、彼女は一向に止める気配はなかった。
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