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セックスと愛とフレグランス
第10章 フレグランス
「愛先輩、ちょっと待ってもらえませんか。一体どうしたんです? 今日の愛先輩……おかしいですよ」愛先輩の顔を見上げながら訴えた。
静かに、と囁いた愛先輩の人差し指が智広の唇に押し当てられる。
智広が知っているいつもの彼女の言葉ではなかった。
妙に湿り気を帯び、「清純」という彼女のイメージより、もっともかけ離れた雰囲気の「淫靡」を連想させた。
ごくりと生唾を飲み込むと、喉仏が激しく上下するのがわかった。
同時に唇がかさかさに渇いていた。
徐々に愛先輩の顔が近づいてくる。
見つめ合っていた彼女の視線が自分の唇に注がれているのがわかった。
間違いなく彼女は智広とキスを交わすつもりなのだ。
静かに、と囁いた愛先輩の人差し指が智広の唇に押し当てられる。
智広が知っているいつもの彼女の言葉ではなかった。
妙に湿り気を帯び、「清純」という彼女のイメージより、もっともかけ離れた雰囲気の「淫靡」を連想させた。
ごくりと生唾を飲み込むと、喉仏が激しく上下するのがわかった。
同時に唇がかさかさに渇いていた。
徐々に愛先輩の顔が近づいてくる。
見つめ合っていた彼女の視線が自分の唇に注がれているのがわかった。
間違いなく彼女は智広とキスを交わすつもりなのだ。