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セックスと愛とフレグランス
第10章 フレグランス
「それって……ホントなの?」
両手で小箱を胸に抱えた愛先輩は、瞳を潤ませながら智広に近づいてくる。
今にも涙が溢れんばかりである。
愛先輩の思わぬ行動にたじろいだ智広は目を丸くした。
「春休みに……親とフランス旅行へ行った時に買ってきたんです。でも親に買ってもらったんじゃないでよ。自分でバイトして稼いだお金で購入しました。もちろん、旅費は親に出してもらいましたが、香水を買ったお金はオヤジの工場で一週間働いて稼ぎました。だから全然気兼ねすることないです。遠慮なくもらってください」
両手で小箱を胸に抱えた愛先輩は、瞳を潤ませながら智広に近づいてくる。
今にも涙が溢れんばかりである。
愛先輩の思わぬ行動にたじろいだ智広は目を丸くした。
「春休みに……親とフランス旅行へ行った時に買ってきたんです。でも親に買ってもらったんじゃないでよ。自分でバイトして稼いだお金で購入しました。もちろん、旅費は親に出してもらいましたが、香水を買ったお金はオヤジの工場で一週間働いて稼ぎました。だから全然気兼ねすることないです。遠慮なくもらってください」