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セックスと愛とフレグランス
第11章 嫉妬
女神のような笑顔を向けながら智広の性器に両手を添えた。
「……無駄です。やめてください」冷めた声音でいった。
「どうしてよ? あたしが元気にしてあげるから。今までのお客さんにも緊張して萎んじゃった人が何人もいたけど、あたしの愛撫で元気になったよ。だからちょっとだけ待ってて」
股間に顔を埋めようとする愛先輩に「違うんです」とつぶやいた。
「違うってどういうこと?」小首を傾げながら訊く。
兄の孝介の顔が脳裏に浮かんだ。
もやもやとした当時の感情が再び心を支配していくようだった。
すべて吐き出してしまいたかった。
大きく深呼吸をするとこう告げた。
「じつは僕……EDなんです」
「……無駄です。やめてください」冷めた声音でいった。
「どうしてよ? あたしが元気にしてあげるから。今までのお客さんにも緊張して萎んじゃった人が何人もいたけど、あたしの愛撫で元気になったよ。だからちょっとだけ待ってて」
股間に顔を埋めようとする愛先輩に「違うんです」とつぶやいた。
「違うってどういうこと?」小首を傾げながら訊く。
兄の孝介の顔が脳裏に浮かんだ。
もやもやとした当時の感情が再び心を支配していくようだった。
すべて吐き出してしまいたかった。
大きく深呼吸をするとこう告げた。
「じつは僕……EDなんです」