この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
セックスと愛とフレグランス
第11章 嫉妬
「あの日というのは、愛先輩が初めて僕の部屋に入った日ですよね。そして僕を襲った日。いえ、襲おうとした、でしたか」
彼女は無言でこくりと頷いた。
「あたしは、君たち兄弟を仲違いさせる一番簡単で効果的な方法を考えた。というより、女性関係を使って仲を悪くする方法しか思い浮かばなかったっていうのが正直なところかな。……智広くんと関係を持ち、その現場を孝介くんが目撃してしまえばすべては思い通りにいくと考えた。それで何日か機会をうかがっていたら、その日が訪れたの。両親も不在で孝介くんもバイトで遅く帰宅するし、浦田家には智広くんしか残っていなかったあの日に実行しようと考えて君の部屋を訪れた」
彼女は無言でこくりと頷いた。
「あたしは、君たち兄弟を仲違いさせる一番簡単で効果的な方法を考えた。というより、女性関係を使って仲を悪くする方法しか思い浮かばなかったっていうのが正直なところかな。……智広くんと関係を持ち、その現場を孝介くんが目撃してしまえばすべては思い通りにいくと考えた。それで何日か機会をうかがっていたら、その日が訪れたの。両親も不在で孝介くんもバイトで遅く帰宅するし、浦田家には智広くんしか残っていなかったあの日に実行しようと考えて君の部屋を訪れた」