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セックスと愛とフレグランス
第3章 シャーク
確認するだけ、を装い画面をこれでもかと凝視した。
佐目と違い、自分にとって風俗なんて別世界の話である。
なので佐目からは情報を仕入れたこともないし彼が語る風俗の情報は聞き流していた。
ただ、料金次第では試してみる価値もありか、という考えが頭をよぎる。
九十分で一万五千円ね、とぽつりとつぶやいた。「入浴料が一万五千円ってちょっと高くないか? 仮に半分の七千円くらいだったら考えなくもないけどな。お前との居酒屋を二回我慢すればいいんだし」