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悦楽にて成仏して頂きます
第13章 陰陽師
そういった趣向だったのか。正直私は、気が進まない。でも以前響揮が買ってきて、少しなら道具も用意してある。使われたのは、1度だけ。それも、挿入した相手が早くイってしまった時に。
体を起こし、ベッドの頭の方にある引き出しを開けた。
「ここに、少し……」
彼はすぐに、引き出しの中を見に行く。一度全部をベッドに出し、確かめている。
「腕出して」
彼が選んだのは、ベッドヘッドに両腕を拘束する物。
すぐに腕を拘束されたと思ったら、今度は脚。開かれた状態で、ベッドの脚に拘束された。
これでは、身動きが出来ない。
こうやってから、挿入するのが趣向なのだろうか。
「じゃあ、挿れるよ?」
そう言った彼が手にしているのは、見るのも恥ずかしいバイブ。
「あなたのは、挿れないの?」
「こっちの方が、気持ち悦いよ? ほら」
バイブの先を秘蕾に当てられ、少しずつ挿入してくる。
「あっ、んんっ」
霊と同じ、温もりの無い物。人間の平均的サイズより、バイブは太く長く作られていると聞いている。
「あぁっ」
外側に付いているのは、クリトリスを刺激する突起。
「これだけでも、気持ち悦いだろう?」
「はぁっ、んんっ」
抜き挿しされる度に、グチュグチュという音が聞えてきた。
「ふーん。こう出来るのか……」
深い位置でバイブを止めたまま、私の太ももに何か取り付けている。両方にすると、バイブは固定されたまま。
「んんっ、はんっ……」
「いい造りのバイブだね。これでオナニーしてるの? 1人で悦がってるんだ?」
「違、うっ……」
私用では無い。これは、霊の為に取り敢えず響揮が揃えた物。買う時に、彼は恥ずかしくなかったのだろうか。
「もっと気持ち悦くしてあげるね」
笑いながらの彼が、バイブのスイッチを入れた。
「あっ、あぁっ!」
中でグニグニと動き出す。振動もあり、突起の触れているクリトリスまで刺激される。
「はぁんっ、んんっ」
「可愛いよ……」
彼は私を見て、息を荒くしていた。挿入するより、見る方が好きなのだろう。そういった趣向は初めて。
「あんっ、あぁっ」
中をメチャクチャに擦られる。振動は中でも感じ、私は頭を振った。