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Maria
第1章 愛徳の祈り
翌朝目を覚ますと仕事に向かう。
昨日の女なかなか良かったな…
どこで拾ったっけな?
そんな事を考えながら油にまみれ
せっせと汗を流し身銭を稼ぐ。
『ジャック!
それが終わったら1杯行かないか?』
俺に声を掛けてきた髭もじゃのアンディ
『いいね!行こうか』
俺は仕事を終わらせ1度帰宅すると
シャワーを浴びてアンディの待つパブへ
いそいそと向かった。
暗くなった外に街灯が足元を照らしてくれる
すれ違う人々に行き交う自動車。
少し都会のここはまだ賑やかだ。
だけど1本道を入れば
静かで暗い人気のない路地がある。
まだ発展途中の街並みに
なんだか心はザワついて落ち着かない。
パブが入る建物に近づくと
木製の扉が勢いよく開いた。