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黒い雨
第13章 エピローグ~破滅
けんいちろうは、ハローワークを出た後にどーでもよしの態度で、口笛を吹きながら道を歩いていました。

この時、けんいちろうはかつのりとかすみが暮らしている家に帰れなくなっていましたので、完全に家出の状態になってしまいました。

けんいちろうは、ハローワークを出た後に蒼社川沿いの公園に行きまして、直接川に降りた後にボウゼンとたたずんでいました。

この時でありましたが、けんいちろう自身がどうしてだらけてしまったのであろうかと思いまして、自分探しをしてみたのでありました。

その結果、けんいちろうはだらけてしまった原因が父親にあったということに気がついたのでありました。

けんいちろうの父親は、けんいちろうが8歳の時に事件を起こしていたことが原因で母親とリコンをしていました。

けんいちろうの父親は、赤線(違法営業の風俗店)の地区にあります店舗型の風俗店で年齢を偽って働いていた14歳の少女にインコウをしていた事件を起こしてしまったので、激怒した母親が父親に離婚届けを叩きつけた後に、けんいちろうは母親と一緒に家出をしてしまったのでありました。

それからけんいちろうは、かつのりの家からの援助を受けて生活をしていました。

何から何まで、おじ夫婦の家にお世話になったのできちんとお礼を言わないといけないのに、お礼を言いに行くことができなかった…

今ごろになって、大きなつけを背負っていましたのでどうすることもできなくなってしまったので、けんいちろうは頭が大パニックを起こしてしまったようでありました。

けんいちろうは、ギスギスした気持ちを抱えたまま蒼社川の河川敷の公園を出た後に、再び口笛を吹きながら道を歩いて行きました。

けんいちろうは、この日を最後に行方不明になってしまいました。
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