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黒い雨
第13章 エピローグ~破滅
けんいちろうは、10月3日の夕方4時頃に別名にあります小学校の近くで小学校6年生の女の子を手当たり次第に探しまして、ストーカーをしていたようでありました。

10月3日から7日までの間に、けんいちろうは小学校の正門の前にいまして、お目当ての女の子が現れたのを見計らいまして、ストーカーを始めていたのでありました。

「おじょーちゃん…今帰りかな?」
「イヤ…イヤ…」
「どうしてイヤなのかな…おじちゃんは市役所の人なのだよ…待って…」

けんいちろうは、女の子がいやがっているのにしつように追いかけて行きましたので、極めて危険な状態におちいっていました。

この時に、けんいちろうは市役所の職員証をおとして行きました。

けんいちろうの職員証を拾った男の子二人は、けんいちろうがストーカーをしていた現場を目撃しましたので、急いで交番へ行ったのでありました。

10月7日の夕方4時頃に、小泉にあります交番からかつのりの家に電話がかかって来たのでありました。

電話の応対をしていたのは、かすみでありました。

「けんいちろう…けんいちろうはうちのおいですが…ストーカー…けんいちろうが別名にある小学校で…女の子にストーカーをしていたって…もうしわけございませんでした…もうしわけございませんでした…本人が帰宅をしましたら、警察署へ連れて行きます…」

かすみが大きくため息をついて受話器を置いた時でありました。

この時に、かつのりがしんどい表情をしまして家に帰って来ました。

かつのりとかすみは、穏やかに話ができる状態ではありませんでしたので大声を張り上げて大ゲンカになってしまったのでありました。
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