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第10章 イヤイヤっ！無理絶対…。

しばらく
美緒の舌を甘咬みしていた
クロガネが
美緒の舌から歯を離した…


『ｱﾊｧﾝ…　ｲﾔｯ…　』
そうとっさに言葉を口にした美緒に

パシッ！


えっ？なに？
そう戸惑う美緒にさらに

パシッ！パシッ！
今度は2発…
ニコニコしながらクロガネは
美緒の…頬にビンタを放っていた


『ｲﾔｯ…じゃねあよ！　お前は、今日から明日の夕方まで、俺の玩具でしかねぇんだよ。　お前は、俺に肉便器女として調教されに来てんだよ。　勘違いすんじゃねえよ』
美緒さんから美緒…
そして【お前】と
クロガネの…美緒への呼び方が
変化してくるたびに
クロガネの
S男としての本性が
ドロドロとした性欲とともに溢れ始めていた…


美緒は
これからの1泊旅行で
自分の身に起こる
予測不可能な事態に恐怖と不安と…

そして
仄かな甘い刺激を感じていた。