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あらがわない夜を、あなたと
第6章 夜に落ちるための夜
乳首とクリトリスと計3か所に洗濯ばさみで挟まれるのは、見かけ以上につらいものだ。
じんじんとした痛みが体の表面から内部に少しずつ刺さってくるような、そんな苦しみである。
心が喜んでいても、体の反応はまた別で、きちんと嫌な汗をかく。

掬い取るように、ぺろりと格がなめた。

「あぐっ……」

不意打ちに背中が泡立つ。

「みなみ、痛いだろ、つらいだろ。さっきまでは下半身しか濡れてなかったけど、汗が吹き出しまくりになってるぞ」

格は、洗濯ばさみはそのままで、仰向けのみなみの身体を傾け、手枷を外した。
仰向けのままでの後ろ手拘束は負担も多い。そろそろ限界だろう。
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