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あらがわない夜を、あなたと
第7章 夜を終わらせるために
「うぐっ、いいいいっ」
声にならない声をみなみが発したとて、それは格を喜ばせるだけだ。
もっと苦しみを与えなくては。
格は両の手でみなみの首筋を包み、ぎゅっと絞める。
下半身は痛い。息ができない。もう何もわからない。
挿入行為には興味がないものの、こうやって意思を奪われ、もののように扱われていることは、たまらなく嬉しい。
気持ちのいいセックスなんていらない。
格の肌に、玉のような汗が光り始めたころ、彼はようやく果てた。