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舞い降りた天使
第9章 告白


「真穂
旦那いつ帰ってくるかわからないのに
ここに来てて大丈夫?」


「いいの…もう…」

もう?

なんかいつもと違う

いつも弱気な真穂が
涙を流すことなく昨日の話をするのも
珍しいとは思ってたけど…

「で、さっちゃんは?」

でも
その質問を投げかけると
真穂の様子は一変した

「泣いちゃって…」

「だよな…」


「桜はすごくショック受けてて
色が嫌だったから
付けてくれなかったのかなって…

巧くんが
手紙に色が好きだったって
書いてくれたから
そうかなって…

桜は全然悪くないのに
自分のせいだと思い込んで…」


真穂はもう
目に涙を浮かべていた
でも
崩れ落ちそう…という感じではない

無意識だと思うけど
真穂は話しながら
俺の腕をずっと強く握っていたんだ


「私
悔しくて…」


「真穂…」


「どうしてあんなひどいこと…

さっちゃんが
どんな思いしたか…

それを思うと許せなくて」


「真穂、落ち着いて」


少し熱くなってる真穂を
優しく胸の中に抱き寄せ
俺は背中をさすりながら
真穂の言葉を繰り返した


「ひどいよな…

さっちゃん、辛かったよな…

さっちゃんは
何も悪くないのに…

悔しいよな

真穂も
辛かったな…」


すると真穂は


「悔しくて…たまらないの…

何度もっ…

何度も何度も
思い出して…っ…許せなくて

桜が可愛そうで
…っ…」


そう言って
俺の背中に手を回すと
一気に泣き崩れた
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