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第2章 黙ってて欲しかったら、分かるよね…？

「あ、ああん…」

胸を舐められて身体が熱くなると同時に、自分の口から漏れる甘い声。
下唇を噛んで、その声を押し殺した。

「んん…」
「声抑えないで、俺に聞かせて…」
「いや…だって、変…」
「変じゃないよ。凄く可愛いから、もっと聞きたい…」

首を横に振ると、人差し指を口に入れられた。

「ふあっ!?」
「ほら、唇噛んでみな？声出したくないなら」

繁正さんの指を噛む事なんて出来ず、ただ胸の快感に耐えるだけ。

「ふぁ、ふんん…」
「ヤバイ、そのくぐもった声もエロ過ぎ…」

繁正さんは身体を起こして、乱暴な手付きでスーツを脱いだ。
シャツを脱いで、ズボンに手を掛けたところで目を逸らして、見ないようにした。

目を逸らして少しすると、下腹部に手を置かれ、あっという間に下着をズボンと共に脱がされた。

「あっ!?やめ…」
「……」

脚をグッと開いて、脚の間に顔を埋めた。

「やだ、繁正さっ…そこ汚いし、匂いが…」
「汚くないよ…俺をムラムラさせる、女性のエッチな匂いがする…」