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永遠の愛を奪って
第10章 深まる愛と過去



怒鳴ったことが嘘だったかのようにとても優しい声で私のことを褒めてくれた。


「ンッ……、嬉しい……」


どこの部屋で両親が寝ているのか分からないけど、家の中はとても静かで唇が重なった時の僅かな音が聞こえてくる。


離すとちゅっと音が立ち、青木くんが後ろから私を抱きしめているから徐々に鼓動が早くなってきた。


そうなっていることがバレてしまっているかのように舌を入れてきて、蕩けるような熱を与えて私の余裕を奪っていく。


青木くんの部屋にいるけど一応こっそりとしているから、いけないことをしているような気持になって興奮して下半身が熱くなってきてしまう。


「ハァッ……、青木くん……」



「なぁ、小春。そろそろオレのことを祐(タスク)って呼んで?」


「いいの……?」


「逆になんでそう呼ばねーの?付き合っているんだし、小春はもっと肩の力を抜いていいと思うけど」


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