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永遠の愛を奪って
第10章 深まる愛と過去
今まで自分にいつやってくるのか全く予想がつかなくて見えなかった結婚。
最初は考えていなかったけど、祐と付き合ってからもっと一緒にいたいと思うことが増えた。
これは不安に思う気持ちよりも大きい。
会社で見ることができない顔をいっぱい知って、好きなところがもっと増えて、共に過ごしていきたいと感じた。
「いいに決まってるでしょ。あっ……、あたし、彼氏と結婚することになったから」
「えっ……。結婚……!?遂にするんですか!?」
大事なことをサラッと報告してくるから反応するタイミングが少し遅くなってしまった。
最近、祐とのことで頭がいっぱいだったし、穂並さんも自分の恋愛の話題を出してこなかったから驚きだった。
思わず大きな声を出してしまって御局様に睨まれる始末だ。
「そうそう。この前、やっとプロポーズされてさ。今年中には籍を入れるんだー」