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永遠の愛を奪って
第17章 愛し合う内緒の日々



今までずっと憧れていた、彼氏との同棲……。


その現実を受け入れられないまま会社へ向かって仕事に取り組んだ。


昨日は隣で祐がすぐに眠ってしまって、睡眠時間がいつもより多く確保できたから調子がいい。


でも途中で穂並さんから椿さんへ届けてもらいたい書類を渡されてデスクから離れることになった。


きっと「青木の顔を見てこい」っという意味だろう。



自然に会いに行けるチャンスをくれるいい先輩に感謝しつつ椿さんの元へ向かうと、朝に話したっきりの祐を目にすることができた。

だけど、忙しそうに黙々と書類を眺めて作業をしているから声を掛けられない。


「椿さん、これ穂並さんから預かってきた書類です」


「いつもありがとなー。そこに置いておいて」


私をからかってくる余裕もないほど椿さんも忙しそうだ。



椿さんの席の隣が空くと思うと寂しくなってしまいそうな気がしてたまらない。


心の中でそう思いながら指示された場所へ書類を置いてから廊下へと出ると、祐が私の後を追ってきた。


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