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永遠の愛を奪って
第17章 愛し合う内緒の日々



棚から紙コップを取って渡すと、椿さんはほうじ茶の入っているポットの前へと行って不慣れそうに注いでいた。


休憩をしていていいと言われても私と祐はその様子を立ったまま眺めていることしかできなかった。


そしてほうじ茶が入っているポットから出てきた湯気を見た時に気付く。


コップの選択を間違ってしまったことを……。



紙コップに温かいお茶を注いだら持っていくにはかなり熱い。


いつもの調子だと「はくまい!なんてことをしてくれるんだよ」っと怒られてしまうのが目に見えている。


「…………」


エッチなことをしていたところを見られてしまった事と共にヒヤヒヤしながら次に何を言われるのかじっと待つ。


でも椿さんは何も言わずに温かいほうじ茶を注いだ紙コップを両手に持って給湯室を後にした。


「あれは小春のお尻を触っていたの見られたな……」


「キスの方じゃないの?」



「どっちもだったりして」


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