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永遠の愛を奪って
第19章 溺愛とさよならの決心



私と祐は幸せになれるんだろうか……――――


これからどうなるのか全く予想がつかない未来を前に、幸せを願われてもしゅんとしてしまう。



「そうですね。小春を幸せにしてみます」


なんと返事をしようか迷っていたら祐が代わりにそう答えていた。

あまりにもさらりと答えるから本心までは分からない。



「よく言ったね。でも青木はこれからもちゃんとしなさいよ。
音信不通にしたりして、小春のことを泣かせるような真似をしたら会った時に捕まえて半日説教してやるからね」


「うわっ、怖っ。穂並さんに注意されてからオレなりに頑張ってるんですけどね……。もっと頑張ります」


「だってさ、小春。青木が最後の彼氏になるといいね」


「はい……」


そうであって欲しいと思っている。遠距離恋愛をすることになっても連絡を取り合って、できるだけ声を聞いて、思い続けていたい。


まだ祐に振られていない今はそうしていくしかないと思っている。



「仕事が終わったら送迎会かー。青木がいなくなったらなんだか寂しくなるね……。椿や葉月ちゃんはくるの?」


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